The Imaginarium of Doctor Parnassus

Dr.パルナサスの鏡』鑑賞


主演のヒース・レジャーが撮影途中で亡くなり、ジョニー・デップジュード・ロウコリン・ファレルがその代役を演じたことが話題の映画。
鏡の中の世界ではトニーの顔が変わってしまうという設定に変えたらしいんだけど、逃げているという状況、ギリアムの想像(=デタラメ)に、この代役という処置がうまく合致したと思うんだよね。
内容は前半がちょっと退屈でどうしようかと思ったんだけど、ジョニー・デップが出てきたあたりから、モンティのアニメパートをCG化したというか、21世紀版『バロン』『バンデットQ』が始まって、がぜん引き込まれる。
悪魔と賭けをするという無思慮が引き起こす、世界選択の物語であると同時に、語り手と聞き手の物語でもあり、語られ続ける限り世界は存在し続ける。クレジット後の仕掛けは、こちらの世界にトニーが逃げてきた、と解釈。
個人的には、パーシーが大活躍で、俺様、大喜び(笑)