WHERE THE WILD THINGS ARE

かいじゅうたちのいるところ』鑑賞


原作*1読んだ(見た?)のが30年前なんで、内容は完全に忘れてるけど、センダックによる怪獣の絵は今も強烈に覚えている。


主人公マックスの現実世界とかいじゅうたちの島での出来事が対になっているように、破壊と再生、成長の物語。「かいじゅうたちのいるところ」というのがマックスの心を表してるんだよね。この題名は本当に名訳だと思う。鏡像であるかいじゅうとの触れ合いにより、マックスは自身を自然と見つめなおしていく。
かいじゅうそれぞれの性格、エピソードは観客各々が解釈ができると思う。
映画としてはちょっとメリハリがないんで長く感じてしまった。もう少し短くしても良かったような。
ぱっと見子供向けに見えるけど、明らかにそう撮ってないので注意。


まぁ、それより、かいじゅうの質感が素晴らしい。
生物らしさを排し、あくまでぬいぐるみ的、しかし生きているという存在感。原作のアレンジとしては最高の形じゃないでしょうか。CGでないのもいいね。
KWはいい女ですよ。お気に入りはボブとテリー。


個人的に要チェックは、LEGOフィグの頭を二段重ねにするのは万国共通の基本(笑)