2009年11月号

ミステリマガジン 2009年 11月号 [雑誌]

ミステリマガジン 2009年 11月号 [雑誌]

特集「ドイル生誕150周年」
シャーロック・ホームズは興味ないとは言わないけど、全く読んだことがない。俺にとってホームズは犬顔です(笑)ニューマンが載っているので購入。


・「拝啓ワトスン先生」……スティーヴ・ホッケンスミス
 ホームズに憧れ、探偵を目指すカウボーイのアムリングマイヤー兄弟。
 ピンカートンはどこの支部も雇ってくれず、訪れたのは閑古鳥が鳴いている探偵社。
 そこで、試験として、さる夫人から恋文を盗む仕事をやることに。
 HPBで2巻まででいてる「荒野のホームズ」シリーズの短篇。
 面白いという話は聞いてたけど、この設定は好みだなぁ。
 買っちゃうおうかなぁ。短篇も持ってたし。


・「シャーロック・ホームズタイタニックの謎」……レン・デイトン
 出版社に持ち込まれた原稿。
 ホームズがタイタニック号の事故を調べるという内容。
 未発表原稿なら大発見だし、ストーリーも素晴らしい。
 それを読んでおくように預かった編集者だが……


・「ベルグレーヴィアの騒乱」……キム・ニューマン
 悪の天才モリアーティ教授と、右腕のモラン大佐。
 その二人の元に、アイリーン・アドラーから依頼が来る。
 ルリタニアの王子と撮った写真を大使館から盗み出して欲しいというのだ。
 ただ盗むのではつまらないモリアーティ教授は、更なる仕掛けを立案するが……
 やはり、ニューマンはオタク臭くて楽しい(笑)ゼンダ城が出てくるし。
 設定が異なっていて、まるで、並行世界にいる悪のホームズという感じ。
 このシリーズは他にも読んでみたい。
 ニューマン短篇集出ないかなぁ。


・「アドルトンの悲劇」……エドワード・D・ホック
 ホームズたちの知り合いの考古学者。
 新発見をしたのだが、呪いがあると脅される。
 はたして、その直後に自宅火事で遺体となって発見される。
 本当に呪いなのだろうか?
 これが一番真っ当なホームズ・パスティーシュ
 出会った人の素性を推理する癖はなんかむかつかない?(笑)


・「不敬な召喚」……エドワード・ゴーリー
 なんだか、わけのわからん話。
 床に落ちている紙片は初めて気づきました。
 他の作品も見直してみよう。