驚異の部屋へようこそ!展

比較的近所にかかわらず、行ったことなかった国際版画美術館で開催中の「驚異の部屋へようこそ!展」に行ってきた。
予想外に見応えあり。もっと建物自体も小さいと思ってた。


絵画は現物を見るに限るのが当然だけど、細密版画はそれ以上。写真とかにしちゃうと、陰影が潰れちゃうんだよね。
荒俣っ子としては、『動物図譜』『フレデリック・ルイシュ著作集』が見られたのが嬉しい。
『聖アントニウスの誘惑』は昔からよく妖怪本に載ってたけど、リアルサイズで見たのはいろいろと再発見あった。周りにひしめく妖怪軍団の、ちょっと滑稽なデザインはブライアン・フラウドに通じるなぁ。
最大の収穫はジョン・マーティンによる『失楽園』の挿絵。超カッコイイ! 『失楽園』が読みたくなった(笑)ホントにこんなドラマチックな話なのかしら?
あと、『エジプト誌』の実物があんなにでかいとは思わなかった。写真並みの精密さもさることながら、しかも、色彩がひじょうに美しい。


近隣の方はオススメ。