THE LOST FLEET : COURAGEOUS 

彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス (ハヤカワ文庫SF)

彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス (ハヤカワ文庫SF)

『彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス』ジャック・キャンベル〈ハヤカワSF1721〉
早くもシリーズ3冊目。

予想外の針路をとることでシンディック軍司令部を翻弄することに成功したアライアンス艦隊。バルター星系では、ギアリーの用兵によりあまりにも自軍の損害が少ないことに混乱した自動兵站システムの誤作動で原料の不足という思わぬ事態に陥るが、補給物資の強奪にも無事成功。次々に転移する星系で敵艦隊を撃破し、まさに順風満帆に思われた。だがその行く手には、艦隊を壊滅の危機に陥れる怖るべき罠が待ち受けていた!

ギアリーの偶像視とのギャップ、リアーネのツンデレ、反対派の不穏な動き、奇策によるシンディック撃破、ラストで異星人の存在、とすっかりパターンは出来上がっているんだけど、それでも読んじゃうんだから、エンタメ読書としては完成している。
その分、まるで姿を見せないシンディック軍の正体は、実は○○(言葉は各自入れて)みたいな深読み展開はなさそう。
リアーネのツンデレは高度すぎて素人には難しいけど、デシャーニはなかなかいい素材を持っていそう(笑)
ラストは10週打ち切りみたいなシーンで終わったなぁ(笑)続刊するけど。


ところで、カレイジャスって出てきた? ディファイントの方が印象強いんですが。


つづきは11月予定