2009年8月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 雑誌
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ポー誕生200周年ということで、ポー関係の作品3本。
・「ポーとジョーとぼく」……ドン・ウィンズロウ
授業で『アッシャー家の崩壊』を読まなかったぼく。
おばあさん先生に呼び出され、そこから二人の友情が始まる。
普通にいい話だなぁ。
・「春の月見」……S・J・ローザン
偽の仏像を掴まされた女館長。
親友の美術品専門探偵がなんとかしようとするが、事態は更に悪化し……
普通に探偵ものだなぁ。
・「ネヴァーモア」……トマス・H・クック
長年疎遠になっていた父の死期が間近に迫っていた。
彼にポーの詩を読む息子。
父は教え子を妊娠させ、それが理由で母は別れたと思っていたのだが……
これが一番読み応えがあったけど、普通に親子ミステリだなぁ。
毎年楽しみにしている号だけど、今までで一番〈幻想と怪奇〉風味が薄い。
むしろ、いつも以上に直球のミスマガのような(笑)