THE LOST FLEET : FEARLESS

彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF)

彷徨(さまよ)える艦隊〈2〉特務戦隊フュリアス (ハヤカワ文庫SF)

『彷徨える艦隊2 特務艦隊フュリアス』ジャック・キャンベル〈ハヤカワSF1712〉
1年待たずに第2巻。
これくらいの間隔で出してくれると丁度いいなぁ。

次々と奇策を用い、敵の裏をかくギアリー大佐。故郷へと戻る途中、シュトラー星系で捕虜収容所を発見。その救出にも成功するが、そこには、もう一人の“伝説の英雄”ファルコ大佐がいた。悪い意味でのアライアンス軍の象徴のような人物であり、野心家の彼は39隻の艦をひきいて艦隊を離脱してしまう。一方、突然、リオーネはギアリーに裏切られたと言い放ち、接触を断ってしまう。はたして、艦隊は無事帰還を果たせるのか!?

ぶっちゃけ、物語自体は1巻からほとんど進展はないんだけど、リオーネの超ツンデレっぷり、ファルコ大佐の香ばしさ、ギアリー色に染まっていく艦隊、徐々に明らかになる異星人の存在など、こまめに餌が投げ込まれ、最後まで飽きさせない。
今後は無事帰れるのか、はたまたシンディックと手を結ぶことになるのか、なかなか楽しみなシリーズ。
で、トールサイズ2ヵ月目ですが、字が大きいのは読みやすいけど、コレクターとして、シリーズで大きさが違うのは……