"The Day I Swapped My Dad for 2 Goldfish" & "The Wolves in the Walls"

以前にも感想は書いたけど、『アメリカン・ゴッズ』も出たことだし、オススメ再プッシュ。

The Day I Swapped My Dad for Two Goldfish

The Day I Swapped My Dad for Two Goldfish

ある日、近所のネイサンが二匹の金魚を持ってきました。どうしてもそれが欲しい僕は、何かと取り替えてもらおうとしたけど、ネイサンは欲しいものがありません。そこで、僕は新聞ばかり読んでいるお父さんと交換することにしました! でも、お母さんが帰ってきて、早く取り戻してきなさいと怒られてしまいます。仕方なくネイサンの家に金魚を持って行くと、お父さんはエレキギターと交換されていて……

The Wolves in the Walls

The Wolves in the Walls

ある日、ルーシーは家の壁の中から物音がするのに気づきます。壁の中にオオカミがいる! と家族に言っても、それはネズミか何かで、そもそも壁からオオカミが出てきたらみんなおしまいじゃないか、と本気にしてくれません。でも、ある晩、ついに壁のオオカミが出てきたから、さあ大変。一家は庭に逃げますが……

ニール・ゲイマン&デイヴ・マッキーンのゴールデンコンビによる絵本。
絵本だからと言って甘く見るなかれ。現実と壁一枚隔てた向こうに広がる異世界。怖いとか気持ち悪いじゃなくて、両方とも不安になる物語。
ゲイマンのシュールなダークファンタジーに、マッキーンのこれまた悪夢的なコラージュが最高にマッチしている。日本語版『コラライン』も原著どおりがよかったのに……
やはり、ゲイマンは画像のイメージが先行している作家だと思うなぁ。


ゲイマンの作品では『The Day I Swapped My Dad for 2 Goldfish』が一番好きかも。