人肉嗜食

食べちゃうなんて、バレンタインデーらしいチョイス。

猟奇文学館〈3〉人肉嗜食 (ちくま文庫)

猟奇文学館〈3〉人肉嗜食 (ちくま文庫)

『猟奇文学館3 人肉嗜食』七北数人編〈ちくま文庫
猟奇アンソロジー第3巻。

収録作品

一番楽しみにしていた巻なんだけど、考えてみれば人食いって基本的にオチだから、これだけで編まれても、流れは何となく読めちゃって、どうせ食べちゃうんでしょ、という感じ。バラエティは出そうとしてるんだけど、イマイチ広がりがないかなぁ。
「香肉」は定番で嫌いじゃないんだけど、「特別料理」とほとんど同じ。
「燻煙肉のなかの鉄」はヴィジュアルがトライガンに脳内補完(笑)
「姫君を喰う話」はモツが美味そうだった(笑)。宇能鴻一郎は気に入ったんで、短篇集買おうかなぁ。
ちなみに最終巻の常で、古書価は一番ついてます。