LA BELLE HORTENSE

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

麗しのオルタンス (創元推理文庫)

『麗しのオルタンス』ジャック・ルーボー〈創元推理文庫188-02〉
ウリポにやられた傷も、まだ記憶に新しいですが、再び挑戦。

深夜0時直前に大音響と共に鍋が散乱する、〈金物屋の恐怖〉事件が平和な街を襲う! 犯人の正体と目的は? 美しい女子大生オルタンスの恋の行方は!? 高貴な血を引く猫、アレクサンドル・ウラディミロヴィッチは何を目撃するのか!? 著者と語り手、その勝敗の行方は!?

バカだ! なんて馬鹿馬鹿しいんだ!(超褒め言葉)
ミステリの体裁は取ってないし(それを言うなら小説も)、いちおう軸になる事件はあるものの、それをおざなりにして関係ない話題が続くし、事件の真相もよくわからない。……なんてこと言うのは無粋ってもの。
唐沢なをきの漫画みたい。個人的には『ザ・カンニング [IQ=0] [DVD]』を何となく思い出した(あれも仏映画だし)。くだらねえなぁ、と言いながら読むのがよろしいかと。
あと、忘れちゃいけないのが尻フェチ小説ってこと。