CATHY’S BOOK

キャシーの日記

キャシーの日記

『キャシーの日記』ショーン・ステュワート、ジョーダン・ワイズマン、キャシー・ブリッグ〈主婦の友社

少々エキセントリックで、絵が得意な女子高生のキャシー。ある日突然、恋人のビクターにふられてしまう。吹っ切れないキャシーは、ビクターの周囲を探るが、謎、正体不明の人々、陰謀が……

日記形式で書かれているのは別に珍しくないんだけど、ほとんどの頁に落書きや手書きのコメント、メモが記されていて、巻末にはキャシーが手に入れた手がかりの写真が折り込み頁で付属している。内容以前に、こういう、おまけのある本はやはり嬉しくなっちゃう。
謎はすべては明らかになっていないんだけど、その手がかりからある程度推測できる。また、メモなどに記された電話番号は実際につながって、そこからもヒントが(日本では主婦の友社のサイトでテキストを読むことができる)。現在、この手の本を作るのなら、携帯やサイトも利用するか。
ふと思ったんだけど、原著だと、もしかしたら、手がかりは写真じゃなくて現物が付いてるのかしら? そうだとしたら残念。
今年こそは『マイアミ沖殺人事件』に着手するかな〜