MAGIC OR MADNESS

[rakuten:book:13058792:detail]
『あたしと魔女の扉』ジャスティーン・ラーバレスティア〈ハヤカワFT479〉

邪悪な魔法を信じる祖母から逃げるため、母と一緒にオーストラリアの僻地を転々としていたリーズン。しかし、母が入院することになってしまったため、祖母と暮らすことに。聞かされていた魔女という話と全然違うが、信用できない。ある日、裏口の扉を偶然開けると、そこは季節も時間も反対の街に続いていた!

世代差、性差、文化の差……それがあるのは当然のことで、それをお互い認め合い、溝を埋めていけるのか? と言うがテーマ。
それと同時に、なかなか興味深い魔法のシステムを克服できるのか、それがもう一つの軸。この作品の魔法は、呪いとも病気とも取れ、原題の究極の選択を、リーズンは、その名のとおり、理性的に解決できるのか?
三部作の開幕篇、謎はまだまだわからず、思春期の三角関係も発展しそうで、なかなか楽しみ。