STACKED

[rakuten:book:12464702:detail]
『巨乳はうらやましいか? −Hカップ記者が見た現代おっぱい事情 −』スーザン・セリグソン〈早川書房
副題のとおりの内容。
石段から転げ落ちるか、中国の奇妙な泉に落ちない限りは、男としては一生理解できない問題なだけに、いろいろと興味深かった。でも、やはりわからないな〜
自身も巨乳の著者が取材していくのは、ブラジャー事情、怪しげなバストアップサプリ・器具、豊胸手術、減胸手術、ギネス巨乳モデルと会うための奮闘、トップフリー運動、異性装者など。
個人的に興味深かったのは豊胸手術。前からなんだけど、どうも美容整形外科医の話は好きになれない。完全にフィギュアの作り方と変わらず、人間を扱っているように見えないのが気持ち悪い。ローンの相談も受けたり、待合室に雇ったモデルをうろつかせる医者もいるとか。それで幸せになれる人も多いんだろうから、そう言っちゃうのも悪いんだけど。
それから、初耳だったのが減胸手術。巨乳で悩んでる人、性転換する人がいるんだから、あるのも当たり前か。こちらは、豊胸と違ってかなりきつい手術だとか。あと気になったのは、トップフリー運動かなぁ。公共の場で、女性が上半身裸だったからって逮捕されちゃうのは正されるべきだとは思うけど、だからってそれで町中をうろつくってのはなんか違う気がするんだけど。フェミニスト運動って、なんかやり方が不自然に見えちゃうのは、男だからかなぁ。これも、気を悪くされた方がいたら申し訳ないんだけど。
まぁ、いろいろ大変だな、と改めて思う一冊。
それにしても、歩いてて突然胸を捕まれるのはよくあることって、本当か!?


本文中に出てくる、ジョーダン・マターによる写真はここで見ることができる。