2008年7月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 雑誌
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先月からのつづき。いつもよりも厚いです。
クラークの新訳短篇が3本。
恥ずかしながら、名作と呼ばれるようなものはほとんど読んでないので初読……
長篇はいくつか読んでるんだけど(『渇きの海』が好き)
・「太陽系最後の日」
ノヴァ化し、滅びようとしている太陽系。
地球に知的生命体がいることに気づいた先進種族は救援に向かうが……
ラストの光景はしびれるけど、最後の一行はどうも好きになれない。
3度もSFMに掲載された作品はこれが最初で最後か?
・「星」
3000光年先の超新星爆発を観察しに来たイエズス会士の天文学者。
彼がそこでみた現実とは?
・「太陽からの風」
地球=月間の太陽ヨットレース。
ロケット開発者だった男は、最後のチャンスと、一人でレースに挑む!
これは既読かと思ったら、やはり未読……
なかなか熱くなる。
クラークの作品って、純粋に“SF”なんだよね〜
・「アーサー・C・クラーク・インタビュウ」
90歳の誕生日のインタビュウ。
やはり自慢しぃ(笑)
あとは、全邦訳著書解題と年譜。
人生そのままSFの歴史ね。
「大森望のSF観光局」は、ジュディス・メリルの話。
「デッド・フューチャーReMix」は、お休み
「SF挿絵画家の系譜」は、濱野彰親。
名前だけだと、イマイチ存じ上げないのですが、
エピソードはかなり面白かったです。
「サはサイエンスのサ」は、エログリッド・コンピュータ(笑)
「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、ブラックホールを作る。
香山リカは、硫化水素自殺。
「MAGAZINE REVIEW」は〈アナログ〉誌
"Icarus Beach"C・W・ジョンソン
"Reunion"デイヴィッド・W・ゴールドマン
"The Man in the Mirror"ジェフリー・A・ランディス
"Knot Your Grandfather's Knot"
が面白そう。
6月のファン公は参加してみようかなぁ。
初めてだけど怖くない?(笑)