『アフター0 Neo』2巻

- 作者: 岡崎二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/12/23
- メディア: Kindle版
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以前に比べると、人間の内面的な作品が多くなっているような気がする。
しんみり系が多いから、JAFシリーズは続けて欲しいね。
それはさておき、感想はそれぞれあると思うので、書誌データ的チェックを少々。
今のところ、これで未収録は6話(うちサンちゃんが4話)。「おまじない」と「タイムマシン」も収めて欲しかったな〜。まぁ、ちょっと厚くなっちゃうか。3巻が出るのは遥か先か……。
加筆されているのは3話(台詞とかは他にもあるかも)。
『アフター0』の「恋愛回線」のようなオチそのものの改変ではなく、ほとんどが演出的な加筆やカットの変更。この辺もまとめてサイトにアップするべきなんだろうけど。
・「すり替えられた悪夢」
ラストの再会シーン付近。叔父への気持ちが少々加えられている。
・「再会」
絵美が真相に気づくあたり。水に浮いている頁はまるまる加筆で、なかなかショッキング。
・「チスイコウモリ」
ドルネアーヌがリディアに惚れているという描写が多くなっているかな。
S-Fマガジンのクラーク追悼号を読んでいて、改めて思ったんだけど、
海外の「人を継ぐ者」系の作品って、どんなに姿は変わろうとも、ヒトのDNAを受け継いでいく作品が多いような気がする。
それに対して、『国立博物館物語』のラストは、そのニッチを全く別のものが埋めることになる。これってけっこう凄いと思うんだけど、どうでしょ?
やはり、キリスト教圏との違いなのかなぁ。