2008年6月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 雑誌
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来月につづく。2号にわたっての追悼特集って初めじゃない?
・「貴機は着陸降下進路に乗っている――と思う」……アーサー・C・クラーク
レーダー技術仕官時代のエッセイ。
・「ベツレヘムの星」……アーサー・C・クラーク
ベツレヘムの星の正体についてのエッセイ。
・「グレート・リーフ」……アーサー・C・クラーク
スリランカのグレート・バセスのスキューバについてのエッセイ。
・「スティーヴン・バクスターとアーサー・C・クラーク卿との会話」
インタビュー
・「時のこどもたち」……スティーヴン・バクスター
遥か未来、地球は姿を変え続けるが、こどもたちの好奇心は変わらない。
数億年経っても、人間だけは変わらないのはどうなの? と思ったけど、
視界が広がったときのこどもたちの顔はなかなか感動的。
あとは日本の作家や翻訳者などによる追悼エッセイ。
今回のエッセイ読んでて、改めて思ったんだけど(クラークと関係ないんだけど)、やっぱ岡崎二郎は凄いわ。特に『国立博物館物語』のラスト。
「大森望のSF観光局」は、99年のクラークインタビューの話。
彼の墓碑には「彼はいつまでたっても大人にならず、いつまでたっても成長をやめなかった」とあるそうです。
「デッド・フューチャーReMix」は、こちらも宇宙殖民の合間にクラーク。
「SF挿絵画家の系譜」は、中山正美。
「サはサイエンスのサ」は、新指導要領の愛国心養成。
ラストでSFにつないだのがちょっと笑っちゃった。
「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、ヒトの知性化の原因。
香山リカは、うつ病とうつ。
「ゼロ年代の想像力」は最終回。
7月に単行本が発売予定。
「MAGAZINE REVIEW」は〈F&SF〉誌
"Stray" ベンジャミン・ローゼンバウム&デイヴィッド・アッカート
"Who Brought Turips to the Moon"S・L・ギルバウ
"Balancing Accounts"ジェイムズ・L・カンビアス
"Retrospect"アン・ミラー
が面白そう。
執筆者紹介読むと、ついにライバー短編集出るの!?