DAMSEL UNDER STRESS

『おせっかいなゴッドマザー』シャンナ・スウェンドソン〈創元推理文庫F503−03〉
シリーズ第3弾。
出るの早いと思ったら、前巻はもう1年前か……

物語は前巻の翌日から。やっと、オーウェンと両思いになったケイティ。ところが、デートの初日から、フェアリーゴッドマザーが目の前に現れ、「本物の恋を見つける手助けをする」と言うではないか。必要ないと、なんとか引き取ってもらい、クリスマス休暇は、彼の実家へ。しかし、緊急事態で会社に戻る羽目に。イドリスが大規模な広告戦略を打ち出してきたのだ。しかも、それを出資しているのは、かつてフィリップをカエルにして会社を奪った連中らしい。ケイティとオーウェンが普通のデートが出来る日は来るのか?

相変わらずの、食事、ショッピング、デート、パーティ、時々仕事(魔法)。
意外にこの手のラブコメが嫌いでないことを気づかせたくれたシリーズだけど、さすがに3冊目ともなると、ちょっとマンネリか。軽くて面白いけどね。まぁ、その分、オーウェンの養父母に出会ったり、破局の危機があったりのテコ入れはされてるけど。
また、敵の目的がここだけでははっきりとわからず、オーウェンの力と責任に関しての言及も少しずつされるようになって、ファンタジーとしてのシリーズの布石も置かれるようになった。
ラストの決断は、ちょっとしんみりさせてといて、また次も期待させちゃうところが、はまってますな(笑)