2008年4月号

S-Fマガジン 2008年 04月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2008年 04月号 [雑誌]

今月は、『「ベスト2007」上位作家競作』


翻訳作品は2本。
・「戦争読書録」……クリストファー・プリースト
『双生児』*1の二次大戦関係の参考文献リスト。
WW2は特に興味ないんだけど、プリーストのコメント見ていると読みたくなってくる。


・「出血がとまるまで押さえてください」……ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
谷にハイウェイが通ることになり、一人守ろうとする男。
しかし、他の住人は全く協力してくれない。
そこで森に棲む動物たちと共に戦うことを決意する。
ラクーナ・シェルドン名義の掌編。
何とも嫌な後味。
物語よりも、解説の方が面白かった(笑)


「大森望のSF観光局」
ハヤカワSFコンテスト


「デッド・フューチャーReMix」は、ローミックのスペースコロニー


「SF挿絵画家の系譜」は、高荷義之
名前は意識したことなかったけど、絵は知ってるな〜


「サはサイエンスのサ」は、iPS細胞(3)


「センス・オブ・リアリティ」は、
金子隆一は、ヒトの交配、進化
香山リカは、死と馴染んできた社会。


「ゼロ年代の想像力」は現在の昭和ノスタルジーブーム。


「SF BOOK SCENE」はホラー。
ケッチャムのThe Crossingは訳して欲しいなぁ。


「MAGAZINE REVIEW」は〈インターゾーン〉誌
"Ack-Ack Macaque" ガレス・リン・パウエル
"A Handful of Pearls" ベス・ベルノビッチ
"Molly and the Red Hat" ベンジャミン・ローゼンバウム
が面白そうだった。