HIS MAJESTY’S DRAGON

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『テメレア戦記I 気高き王家の翼』ナオミ・ノヴィク〈ヴィレッジブックス〉
今年のジョン・W・キャンベル新人賞を獲ったナオミ・ノヴィクのシリーズ第1作

ナポレオン戦争時代。英国海軍のローレンス艦長はフランスの軍艦を拿捕する。そこにはドラゴンの卵が! しかも孵化は近い状態。生まれたばかりのドラゴンにハーネスをつけた人間がその乗り手となる。本来ならば空軍に渡さなければならないところだが、野生化させるよりは、と乗組員の中から選ぶが、ドラゴン自身が選んだのはローレンスだった。彼は品種不明のそのドラゴンにテレメアと名づけ、彼らの空軍生活が始まる。

はぁ〜……
どう言おうか、一言で表わすならラヴ?
もうね、凄い純愛小説、というか凄い萌え小説。
以前、紹介読んだときは、舞台が近代世界だし、ドラゴンが、もっと「戦闘機乗りと愛機」くらいの扱いなのかと思ったら、「パーンの竜騎士」みたいに魂の結びつきで、意思疎通もするし、しかも、パーンより可愛いんだよね〜
「あなたは、ぼくにとって、誰よりもだいじな人だから」
って、完全にテレメアの声は女性声優に脳内変換(笑)
あれもラヴ、これもラヴですよ。


ドラゴンと空軍が存在するIF戦史もので、その辺の面白みはちょっと薄いけど、それを補って余りある、作者のドラゴンへの愛。テレメアの趣味が読書って、ヤバイでしょ〜(笑)


続編も翻訳期待!