2007年5月号

今月は『特集:執事とメイドは見た!』


翻訳作品は3本
・『ジーヴスとギトギト男』……P・Gウッドハウス
 バーティーの友人サー・ロデリックが再婚しない理由は、娘が結婚しないからだという。
 偶然、ある作家がその娘のことを好きだと知るが、彼はとても内気でプロポーズしそうにない。
 そこで、バーティーは一肌脱いで、策を巡らすが……
 ジーヴスものは初めて読んだんだけど、面白いね。
 バーティーは明らかに足りないんだけど、ジーヴスはそれを見下すわけでも、
 かといって、持ち上げるわけでもなく、
 スマートに受け止めて、返すのから、バーティーは自分が馬鹿だと気づく暇もないところに愛を感じます。
 ダリア叔母さんもいいなぁ。


・『もうひとつの彫像』……エドワード・ゴーリー
 思わせぶりなアイテムと事件の連続で、結局何もわからないゴーリー絵物語
 これ、絵本の体裁なら気にならないんだけど、
 ミスマガに載ってると、謎が隠されているんじゃないかと読んでしまう(笑)
 『オードリー・ゴアの遺産』って絵本では出てないんだっけ?


・『黒後家蜘蛛の会最後の物語』……チャールズ・アーダイ
 今回のゲストは、亡くなった名SFアンソロジストの仕事を次いだ若者。
 発売が期待されていたアンソロジーの原稿はほぼ揃っていた。
 しかし、アイザック・アシモフの原稿だけが見つからない。
 書いてもらったのは確かなのだが、一体どこにあるのか?
 遺族公認の続編だとか。ちゃんと黒後家蜘蛛してました。ヘンリー!
 オチは読めちゃったけどね。
 ヘンリーはウェイターだけど、やはり執事のイメージだよなぁ。


森薫の読み切り1ページくらいあるかと期待しちゃったんだけどなぁ。
使用人関係図は、『[rakuten:book:11212197:title]』の方がはるかに面白いです。