ジャック・リッチー2篇

バード・ウォッチャー」 In the Public Eye (『[rakuten:book:10586561:title]』所収)

鳥の巣を観察していたバード・ウォッチャー
そこに、死体を運んできた男が現れる。
彼は、将来大統領にさえ、と目されている州副知事。
自分を強請っていた男を殺したらしい。
見たことを黙っていくれれば、毎月大金を振り込もうと持ちかけてくるが……

びっくりするようなどんでん返しはないんだけど、
ああなるほど、と笑ってしまうオチ。
気に入りました。


ダイアルAを回せ」 Dial in Alibi『[rakuten:book:10586561:title]』所収)

大富豪が電話番号と名前が書かれたメモを握った姿で殺される。
急行するターンバックル。
遺産を相続する姪、家政婦、弁護士、親友の医師、さらに電話番号は緊急ホットラインでその彼女も呼び出される。
推理を語ろうとすると、集められた関係者が……

「可能性の問題」にちょっと似てるかな?
これは短編集に収録されているものと違って、相棒のラルフが主導的。
彼もターンバックルと似たり寄ったりなのね(笑)