1980年9月号

特集はサプライズ・エンディング。


特集翻訳作品は以下
・「時を憎んだ男」……ヴィクター・カニング
・「二十六階の出来事」……ドナルド・ホーニグ
・「幸運の壺」……スティーヴン・フランシス
・「ハーバートは釣りに行った」……マージョリー・リデル
・「ミッドナイト・ブルー」……ジョン・コリア
・「昔の恋人」……シリル・ヘアー
・「いつまでも美しく」……シリア・フレムリン
・「警笛裁判」……エド・レイシイ


すべてショートショートなんで、だいたい途中でオチの割れる。
それをいかにラストで笑えるかがポイント。
気に入ったのは、
腕時計密輸を描いた「時を憎んだ男」
退職した夫と常に一緒にいられると思ったのに、いつも出かけられてしまう妻の不満「ハーバートは釣りに行った」
令嬢を射止めた小悪党。以前の女を捨てようとするが……「昔の恋人」
夜中に警笛を鳴らし続ける車に石を投げたところ、それが原因で運転手が死んでしまう。その裁判の顛末を描いた「警笛裁判」