2007年1月号
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/11/25
- メディア: 雑誌
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……なんですが、それが読みたかったわけでなく、映画を見る前に原作を読んでおきたくて購入。
特集ではなく、短篇が読みたくて新刊買いしたのは初めて。
「ババ・ホ・テップ」……ジョー・R・ランズデイル
死んだのはそっくりさんで、実は老人ホームで生きていたプレスリー。
しかし、もうよぼよぼのじいさん。
ある日、ケネディ大統領だと自称する入居者(黒人)から、驚くべき事実を告げられる。
ホームにエジプトのミイラが潜んでいて、老人たちの魂を食べているというのだ。
現に、象形文字の落書きも存在している。
二人は、ホームと仲間を守るため、戦いを決意する!
おおおっ!
単なるイロモノかと思いきや(事実イロモノなんだけど)、これは虐げられし者(落ちぶれヒーロー)ジャンルの傑作では!?
ツッコミどころや投げっぱなしな部分もあるけど、それ以上に泣き所多し。
勃起シーン、マフラーはためかせ電動車椅子で疾走するシーン、自分をローンレンジャーだと思ってるじいちゃんがミイラに向かっておもちゃの鉄砲を撃つシーン。
落ちぶれヒーローものが好きな人には是非オススメ!
映画『プレスリーvs.ミイラ男』は12月から公開。
楽しみ。