MONDAYS ARE RED

月曜日は赤

月曜日は赤

『月曜日は赤』ニコラ・モーガン東京創元社〉読了
最近の現代ファンタジーのトピック(かな?)の共感覚もの

髄膜炎で入院したルークは、何とか一命を取り留める。
しかし、目を覚ますと何かおかしい。
「月曜日」という単語を思い浮かべると、赤い色も頭に浮かぶのだ。
それ同時に、目の片隅にドゥリーグという怪物が現れる。
ドゥリーグは、ルークが思えば何でもできるという。
その証拠に彼を空に飛ばせてみせる。
さらに、理想の少女も創り出し、ルークはその力におぼれていくが……

うう〜ん〜。かなり期待はずれ。
これほど読むのがしんどかったのは久々。平易な文章なのに、えらく読むの時間がかかってしまった。
共感覚ものということなんで楽しみだったんだけど、共感覚自体は添え物という感じで、想像力や文字の持つ力、がメイン。
共感覚だと、ジェフリイ・フォードの「アイスクリームの帝国」には遥かに及びませんでした。