自転車少年記
たまにはテレビの話。
昨日放映された『自転車少年記』。
まぁ、単発ドラマとしてはあんなもんでしょう(?)
大雑把な感想では、文庫の草太バージョンという感じ。
細かいこと言い始めると止まりません。
原作とドラマを比較するのは詮無いことですが……原作はひじょうに好きな小説なのでやっぱり比べちゃう(笑)
あのフラッシュバック感は皆無。これだけで、もう見る価値はないでしょう。
少年期のデコチャリと子供用スポーツ自転車が出てこないのは、まぁしょうがないけど、やはり残念。
正味一時間ちょいじゃ最後までやるのは無理だけど、せめて八海ランで終わって欲しかったなぁ。
主人公二人は、草太は熱すぎ。昇平はダメすぎ。
草太はクールなイメージなんだけど、あの殴り合いは何? 一方の昇平はとても自転車好きには見えない。ただのダメな奴。草太のモノローグという構成なら、昇平が出版社で働くという設定はドラマではいらなかったような。
常に傍らには自転車がある、ていう愛は感じられないんだよなぁ。単なる手段に終始してたような……。自転車に乗る草太の上体がやけにぶれてたのは、長らくレースを離れて、疲労しているという演技だよね?(笑)
奏はあんまり印象なし。
伸男は……出てきませんでした(泣)
ダメ出しだけでもなんなんで、少年時代は割とよかったです。草太と昇平の子役もけっこうイメージ通り。こっちをメインにして作った方が面白かったような気がする。
原作はオススメです。
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