展覧会3連続

上野の国立科学博物館に行って来た。
普段スルーするフーコーの振り子にまで人が群がるほど混んでいた。
後に、文化の日は常設展が無料ということをしる。だから。


ミイラと古代エジプト展
やたらに混雑した先日のナスカ展の反省を踏まえてか、今回は日時指定という初めてのスタイル。
どうも、イマイチ機能してないような。
メインがミイラの3D映像のせいなのか、それに合わせての入場になる。
でも、その映像もあんまり3Dの意味がないんだよなぁ。
副葬品なんかの展示品もボリュームに欠ける。


もうひとつの目当て、「化け物文化誌展」。
こちらは特設展だけど、入館料だけで見られる。
エジプト展の時間待ちも時間潰してるからか、とにかく混んでた。
こっちもイマイチだったなぁ。
以前、川崎市民ミュージアムでやった妖怪展の方がよっぽど素晴らしかった。
まぁ、初見の人魚のミイラ、天狗のミイラ、河童の手のミイラが見られたのは収穫。
夏の深海魚展でも思ったけど、地方の博物館の企画展のほうが狙い目かもなぁ。
同じことやっても、上野だと確実に混む気がする。


せっかくだから、『南方熊楠 −森羅万象の探求者−』も覗く。
ぶっちゃけ、これが一番面白かった。
熊楠の異様に長い履歴書や、びっしり書き込まれた観察ノート、
ダビデの星セフィロートの樹みたいのが描かれた曼荼羅論とか、かなりツボ。
昭和天皇へのご進講したときのキャラメルの箱が見られたのも感動。
熊楠の写真って、いつも眉間にしわ寄せてんのね。