TIDELAND

恵比寿でローズ・イン・タイドランドを鑑賞。
ミッチ・カリンの小説『タイドランド』の映画化。


原作は、ひじょうに気分が悪くなる読後感。
生理的嫌悪感というか、性差で、自分にないものを押しつけられている感じで、
かなり気持ちが悪くなりました。
ギリアムならうまく映像化してくれるんじゃないかと期待していましたが……


……うえ。
疲れた……
気持ち悪さはやはり原作の方が強いけど、
ストーリーは過不足なく、映像はイメージ通り。お見事!


これと『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を比べると、
男の子と女の子で、妄想のベクトルが真逆。
ジャックを見てわかるように、男は妄想を外に拡げようとするけど、
女の子は内に沈んでいくんだよね。
アリスがどこまでも落ちていくっていうのはそう言うことか?
だから、ジャックは共感できるけど、こちらのローズには拒絶反応が起きる。
これがジェンダーの差なのかどうかわからないけど、女性の意見も聞いてみたいところ。


かなり疲れるんで、体調を整えていくことをオススメ。


それと、混んでいるのは聞いてたから1時間前に行ったんだけど、
すでに残り席が少なくなってました。
土日は早めに整理番号もらって、ぶらぶらしてるのが吉。