NOCHNOI DOZOR
『ナイト・ウォッチ』鑑賞。
ロシアで大ヒットしたダークファンタジー映画。
魔術師、狼男、吸血鬼……
異種と呼ばれる彼らは、光と闇に別れて闘い続けてきた。
しかし、このまま闘い続けても共倒れになるだけ。
彼らは協定を結び、お互いを監視しあうことになった。
数世紀、危うい平和が保たれてきた現代。
光の側の戦士、夜の監視員アントンは、
闇の吸血鬼に呼ばれている少年を追う途中、
頭上に空気が渦巻いているように見える女性を見つける。
その女性こそは、預言に記されている災厄を招く女であり、
彼女の呪いのせいで、モスクワは大混乱に陥る。
さらに、少年の正体は……
凄い好みのネタなんだけど、どうも詰め込みすぎで、かつ説明不足。
原作読んでから、見に行きたかったなぁ。
見終わったあとも、かなりいろいろと疑問符が残る。
主人公のプロフィールとか、人間の役割、ふくろうの正体、
同等のはずなのに光が権力を持っていたり、
どうやらトップ同士の出来レースっぽい雰囲気なんかは、続編『デイ・ウォッチ』で描かれるのかな?
あと、世界の存亡が関わってるわりには、かなりこぢんまり。
竜巻が発生して、飛行機が墜落しそうで、全市停電しているのに、騒動が起きてないのがなんとも……
所々に出てくる変なシーンは、真面目なのか、ロシアギャグなのか不明。
一番興味深かったのは、英語の字幕。
タイポグラフィを使った字幕なんて初めて見たよ。
字幕大嫌いなアメリカ人が、なんで、あんな面白いこと出来るの?
日本でもやって欲しいよなぁ。
『デイ・ウォッチ』も公開されるなら、次は原作読んでから見に行きたい。
公開が夜の回しかやってないのは、題名に引っ掛けて?(たぶん違う)
- 作者: セルゲイ・ルキヤネンコ,法木綾子
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