2本立て

まず、『ヒストリー・オブ・バイオレンス
原作はアメコミなんだけど、元々スーパーヒーローものじゃないんで、
何も知らなければ、アメコミとは思わないでしょう。普通に映画として出来上がってます。
エロスとタナトスは表裏一体的な描き方は、クローネンバーグですな。
15Rにしてはかなりエロエロ。チアガールコスプレとか(笑)
原作と比べると後半はかなり変わっていて、トムの過去ははっきりとは判らない。
ついでに言うと、トムは原作の10倍くらい強い(笑)
原作でも思ったんだけど、一般市民であるはずのトムがヒーローのように強盗を撃退し、
彼につきまとう謎の人物、トムの正体は? と言うところまでは緊張感あふれるんだけど、
後半はなんかおまけって感じがするなぁ。
主演はヴィゴ・モーテンセン。髭がないとわからん。
ウィリアム・ハートカメオ出演。貫禄たっぷりになっちゃって。


2本目は『イーオン・フラックス
決してつまらなくはなかったけど、かといって、語るほど面白くもなかった。
なんか味がないんだよなぁ。
未来アイテムはなかなかツボなんだけど。
足に手を移植できるくらいなら、鰓付けたり、脳みそにマップをコピーしたりできないの?
シャーリーズ・セロンを見に行く映画でしょう。
走る→開脚→格闘(銃撃)→走る……と言うコンボ。
『アイランド』もそうだったけど、クローンものは、なんで薄っぺらくなるんだろうなぁ。


参考

ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヒストリー・オブ・バイオレンス

イーオン・フラックス オリジナル・アニメーション コンプリートBOX [DVD]

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