WAR OF THE WORLD

宇宙戦争』を鑑賞


H・G・ウエルズの古典SFを、
トム・クルーズ主演でスピルバーグが映画化。


原作を結構忠実に再現しつつ、現代のパニック映画としてちゃんと作られている。
宇宙人の圧倒的な科学力を見せつけられる特撮、
昔のSFものを意識した音楽やエンディングのナレーション、
ジョージ・パル版を想起させるような画面の挿入、
奇をてらうようなアレンジがないのに、
ここまで引き込まれる映画を作るスピルバーグは天才なんだろうなぁ。


……ただ、面白かったんだけど、なんか感想ない。
堅実すぎると言うか、器用とすぎると言うか、ツッコミどころが見つからない。
本当にラストは原作通りだもんなぁ。
何万年も前から地球に埋まってたから、その辺は免疫ができてる、て転がすのかと思ってた。
まぁ、トライポッドが立ち上がるシーンとかはかなり痺れる。


トム・クルーズは普通の人をやった方がいいような気がする。
あと、途中で出てくるオッサンが、ティム・ロビンスに似てるなぁ、とずっと思ってたら、
やっぱそうだったのね。