FABLES : ANIMAL FARM

Fables Vol. 2: Animal Farm

Fables Vol. 2: Animal Farm

『FABLES : ANIMAL FARM』(VERTIGO)読了


童話のキャラクターたちが現実世界に暮らしている『FABLES』シリーズの2巻。
前作の直後から話が始まる。


スノー・ホワイト(白雪姫)は年に二度、非人間型の住人たちが暮らす農場フェイブルファームに視察に行く。
何世紀もの間、仲違いしてきたローズ・レッド(紅ばら姫)との関係修復も兼ねて、彼女も連れていく。
ローズとの仲が相変わらず悪いのもさることながら、農場がどうにもきな臭い。
人間たちが近づけないように魔法がかけられているのに、薬莢が散らばっていたり、
農場のまとめ役であるはずのウェイランド・スミスの姿が見えず、
三匹のこぶたの、上の二匹が囚人のように農場に閉じこめられているのは我慢ならないと、
議論をぶつけてきたり。
しかも、スノーたちが到着したその夜、
末っ子こぶたのコリンが殺され、その頭が棒の上に晒されていた!
こぶたたちは、ゴールディロックスとともに革命を起こし、
フェイブルタウンを占領し、さらには故国を魔王軍から奪い返そうとしていたのだ!
一方、フェイブルタウンでは、首吊りの騎士がスノーたちの危機を暗示させるような予言を喋り始めた。
おまけにホットラインは通じない。
プリンス・チャーミングや青ひげたちは農場へと急ぐ。
スノーは狐のルナールのお陰で革命軍から逃げられたが、
ローズは彼らと同調し、その一員となっていた!


1巻の台詞で何度か出てきた農場が舞台。
前巻が普通の街に童話のキャラクターたちがいるのが面白く、
またそれが縛りにもなっているのが、よかったんだけど、
2巻に出てくるのは、ほとんど喋る動物ばっかなんで(魔法もよく出てくるし)、
「現実世界に暮らす童話」っていう雰囲気があまり感じられないのがイマイチ。
ただ、ゴールディロックスと三匹の熊が、マシンガンを装備している姿とかは、けっこう笑えるけど。
それと、人間世界と童話存在の関係が言及されていたのが面白かったかな。
ちなみに前回の主人公ウルフの出番は今回はほとんどなし。


告白します。
英語能力アンダー7って言うくらいダメダメなんで、
テキストデータに直して、翻訳ソフトで読んでたんだけど、
字をスキャンするなり打つなりの時間はかなりかかるし、
そうすると少なくとも2回以上はページに目を通すわけだから、
その分、辞書で読んだ方が速いんじゃないの? と思ってみたら、
数倍(っていうか10倍以上)速かったそうな……
なんて、時間の無駄遣いをしていたんだろう……


まぁ、漫画だから、英語がよくわからなくても、何やってるかは何となくわかるしね。
というわけで、月1くらいで読んでいけそう。