ASTRO CITY : CONFESSION
アストロシティ:コンフェッション (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
- 作者: Kurt Busiek,Brent E.Anderson,秋友克也
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2005/03/14
- メディア: コミック
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ひとかどの人物になるために、故郷を捨て、アストロシティにやってきたブライアン。
彼は、その行動力と頭の良さを見込まれ、
謎の多いクライムハンター、コンフェッサーの弟子兼相棒のオルターボーイとなる。
しかし、憧れのヒーローになったものの、そこには様々な悩みや現実が。
一方、シャドウヒルでは謎の連続吸血事件が起き、
宇宙人たちが地球侵略を企んでいた。
さらに、突如、市長がヒーローを管理するような動きを見せ始め、
市民の間でも反ヒーロー的な気運が高まってきた……
短篇『THE NEARNESS OF YOU』も併録。
1巻がオムニバスだったのに対して、2巻はブライアンを主人公にした長篇。
テーマを一言で言うなら、「正しいこと」
正義ではなく善。
正義の名の下に行うことは易しいが、
何があっても善いことを行うのは困難だ。
苦悩し、似て非なるこの観念を、ブライアンが学んでいく様は素晴らしく、感動的。
コンフェッサーはアストロシティのバットマン。
しかし、バットマン以上にバットマンで、ロビン以上にロビン的な物語。
思わず、初代ビンもこう考えたんだろうなぁ、と読んでしまう。
リアルなフィクションっていうのはこういうことなんだろうなぁ。
ハングドマン大活躍!
てっきり、ただ浮いてるだけの人かと思ってた(笑)