栄光のフランドル・オランダ絵画展

上野に「栄光のフランドル・オランダ絵画展」を見に行って来た。


アレゴリーは面白いね。
例えば、花を生けた花瓶の下に金貨を置いて、移ろいやすさを表すとか。
当時の人はこういう隠された情報をちゃんと見抜いてたのかね?
それとも、ハイソにとっては、そう言う絵解きをゲームとして楽しんでたの?
アレゴリーが詰め込まれすぎて、現代人には全ては分からないんだろうね。
この辺を小説にした『まやかしの風景画』はオススメ。


ギリシャ神話を題材にした作品が多いんだけど、特にバッカスはよく出てくる。やはりワインの産地とかそう言うのと関係あるのかな?
ギリシャ神話の神様は平気で犯罪犯す一方、バッカスは悪さはしてないけど、一番危険人物だよな。


目玉は『画家のアトリエ』で、人が多くて真ん前では見れなかったけど、かなり大きな作品で、光と影は見事。
解説読むと、これもまたアレゴリーがちりばめられているとか。


宝飾品のときに比べると、結構スムーズに人が流れていたかな。