今月は特集なし。


読者賞の発表が載ってた。
1位『決断者』……グレッグ・イーガン
2位『地獄とは神の不在なり』……テッド・チャン
3位『火星の長城』……アレステア・レナルズ
4位『十月が椅子に座る』……ニール・ゲイマン
5位『主任設計者』……アンディ・ダンカン
  『ディスチャージ』……クリストファー・プリースト
選ばれていたのはけっこう予想どおりだったんだけど、1位はテッド・チャンだと思ってたんだけどなぁ。
イマイチ、イーガンって感動したことないんだよね。


翻訳作品は1作品。
・『吟遊詩人』……チャールズ・ストロス
前作から2年。
マックスは相変わらず、格別なアイデアを考え出しては無償で他人に渡すという生活を送っていた。
しかし、パメラから離婚訴訟を起こされ、ヨーロッパまで逃げてきていた。
そこで、2年ぶりにアネットと出会う。
パメラのせいで、強制や束縛されないと愛や性欲を覚えない体になってしまっていたマックスだったが、
彼女と意気投合し、自然な形で愛し合うが、
音楽著作権協会のマフィアが彼を捜しており、
イタリアの財政をドラスティックに改革する案も否定され、
さらにはパメラと弁護士が彼の財産のほぼ全てを没収するために乗り込んできた。
どうする、マックス?
5ヶ月ぶりに帰って来ました〈アッチェレランド〉シリーズ!
相変わらず膨大な情報量、そして、無関係な情報の連なり。
いや、リンクが張られているかのように飛んで行くから、一見無関係でも、
どこかで重なっている部分があると言うことなのか?
とにかく、まさに現在の電脳世界SFと言った趣。
マックスならではのラストでイイ感じ。
はたして、彼は人間の殻を破ることになるのか?
うーん。アニーかわいいなぁ。フランス人喋りに萌えろ!
あと、フチコマみたいなアタッシュケースもかわいい。
単行本出ないかなぁ。


唐沢俊一のエッセイで、百人一首の公式ルールが書かれていた。
それだと、25枚ずつ50枚並べて、読み札は100枚だそうだ。
知らなかった。