読んだもの

 雨が降っていたので、外に出るのがめんど臭くて家で寝てました。
 そんなわけで昨日買った本。


・『マリアナ伝説』
 流浪の漫画(笑)
 やっと単行本が出ました。
 というか、予定表に載ってたっけ?


・『のらみみ
 こちらもやっと出ました。
 もしも、漫画のキャラクターが実在したら? というテーマとしては、
 アメコミの『マーヴルズ』に匹敵する名作だと思ってます。
 のそのそドッタリくんの話は涙腺緩みます。
 ところで、あの世界はどういうお金の流れになってるんだろ?


・『エマ ヴィクトリアンガイド』
 漫画の副読本なんて普段買わないんですけど、これは買って損なし。
 書き下ろしの漫画とイラストが多いのもさることながら、読み物としていいです。
 おまけ漫画は1巻2話のSequelの続きかな?
 3巻で家政婦が出てきましたけど、
 日本のイメージだと、家政婦=メイド(おばさん)てなイメージだったから、
 なんじゃろ、と思ってたらまるで違うのね。
 ヴィクトリア朝文化・風俗史の概説の入門書として、十分使用に耐えると思う。
 改めて本編を読むと、説明してないのに凄く描きこまれてるのね。
 以前、知人が当時の地図を見ながら池波正太郎読むと面白い、みたいなこと言ってたけど、それに近い感覚かも。
 海外の改変ものにはあの時代のものが多いから、そのあんちょことしても使えるな。
 『ビロードの悪魔』もこれ読んでからにすればよかったかな。
 ちなみにヴィクトリア朝の本については図書出版社の
 『ヴィクトリア朝挿絵画家列伝』『ロンドン図書館物語』なんかがオススメ。


・『アンパンサーガ』
 テンタイ→カンソクさんの同人誌。
 前々からどうしようかな、と思ってたんですけど、
 先週、どうしても読みたくなって5巻まで探しまわる。
 まぁ、アンパンマンなんだけどね。こんな感じ。
 アメコミで例えると『マーヴルズ』と『KILLING JOKE』を足した感じ。
 愛と勇気が友達のアンパンマンにとって、正義とはなんなのか? それがテーマ。
 日本だと、パロディの同人誌、という扱いだけど、
 元からある作品をばらして、それを再構成するってのはアメコミで見られる手法。
 アラン・ムーアの名を一躍アメリカに知らしめた、『スワンプ・シング』にこの作品は例えられるのでは?
 てのは言いすぎ?
 バイキンマンとおむすびまんがステキです。


・『DC VS マーヴル
 アメコミには、基本的にDCとマーヴルっていう2大出版社があって、
 その両社のキャラクターが戦うという話。
 DCはスーパーマンバットマンワンダーウーマンなど。
 マーヴルスパイダーマンキャプテンアメリカ、フラッシュ、Xメンなど。
 向うは出版社がキャラクターの権利を持っているから、こう言う芸当が出きるわけ。
 日本だと漫画で例えるのは難しいなぁ。
 ジャンプ VSマガジンじゃないんだよね。
 一番近いのは『カプコン VS SNK』かな。
 話的には、なんかわけわからん話でした。