広告の王
先日買ったDVD『KING OF ADS』を観る。
『世界のCMフェスティバル』の姉妹編みたいなもので、こちらは有名監督の撮った作品集。
ゴダール、ロマン・ポランスキー、ヒュー・ハドソン、リュック・ベッソン……などなど。
編者がフランス人だから、フランスとかイタリアの監督が多くて、知らない監督がかなりいる。
個人的に面白かったのは、
まず、ティム・バートン。
チューイングガムのCMで、それを噛んだ小人の置物が元気になって、白雪姫がいる森に帰るというもの。
98年の作品で、ちゃんとこういう魂を持ち続けるんじゃん(笑)
映画撮ってよ。
ウォン・カーウァイのカードのCM。
マギー・チャンも出ていて、『英雄』とか『グリーン・ディスティニー』みたい。
リンチとかジュネも撮っていて、いつもながらの気味悪さ(笑)
ダリオ・アルジェントが自動車のCM撮ってるんだけど、本当に普通の自動車CM。血まみれじゃないんだよな(笑)
リドリー・スコットはUFOがやってきて、コカとペプシのどちらかを選ぶ、というもの。
で、凄いのはターセム。
『ザ・セル』の監督なんだけど、CMもああいう不思議な感じの作品。
しかも、凄い量のCMを撮ってる。
CMは企画の段階でほとんど決まるのかと思ってたけど、映画監督の場合はこんなに自分のカラーを出せるわけ?
リンチなんて、なんのCMか覚えてないもん(笑)
それと、昔のCMはやたらに裸が多い。
時代なのか、それとも巨匠だから?