KING AND JOKER



凄い贅沢をしてしまったぜ。


ふっふっふ。
通勤・会社の昼休み用読書本として、
『キングとジョーカー』ピーター・ディキンスン(サンリオSF)読了!


……あ、あれぇ、反応薄い?


とにかく、サンリオ平均価格を上げている一冊。


架空のイギリス王室。
ビクター王、イザベラ王妃、アルバート王子、そして主人公にして狂言回しのルイーズ王女。
王室は常に内と外に向けた顔を持って生活している。
その4人に加えて、
外面的には王妃秘書だが、内としては家族の一員となっている謎の美女ナニー。
70年に渡って王室の乳母を務めてきた今では寝たきりのダディー。
ある朝、王が容器の蓋を開けるとハムの代わりにそこには巨大なガマガエルが。
最初のうちはその謎のジョーカーによるいたずらはたわいのないものだったが、
徐々にエスカレートし、ついにはルイーズの部屋が荒らされるまでに!
どうやら、ジョーカーは王室の内情を知るものであり、
そこにはルイーズの秘密が絡んでいるらしく……
ジョーカーの正体は?
ルイーズ、ナニーの秘密とは?


いまさら言っても始まらないんだけど、SFじゃないよなぁ。 
まぁ、非SFのサンリオSFって他にもあるけどさ。
ハヤカワミステリの『魔術師が多すぎる』とか『コンピューター検察局』の方がよっぽどSF。


感想はぶっちゃけ特にないんだけど、
向こうは、こういう架空の世界を構築するのが好きだね。
一種のゲームみたいなものなのかな。
ツインピークス』でも南北戦争ネタ出てくるしね。


訳がアレなのかもしれないけど、
原著はもっとよそ行きとうちとで、言葉使いとか文法が違ったりしたような気がする。
わかんないけどね。


ちなみにナニーは、メイドじゃないけどすっかりエマのイメージ(笑)