サンリオの日

京都に行ってまいりました。
新幹線に乗って11時半頃着。早いねー。上洛するのは実に14年ぶりくらい。


最も古いメル友のかなゑさんと5年ぶりに再会し、ガイドをお願いする。
まず、行きたかったのは晴明神社
初めて行ったのが、やはり14年前。その頃はガイドブックにも小さく名前が載ってるだけの、寂れた神社だったのが……綺麗になっちゃって。あんなにおみやげ売ってなかったよなぁ。陰陽師グッズのお店も隣にできて、まぁ。
その荒廃興隆振りに満足して、下鴨神社へ。


ここでは、上で一本につながった変わった神木が目当て……ではなくて、古本市。
東京とは品揃えが違っててなかなか面白い。古本屋関連エッセイがけっこうあったな。
で、見ていると市の3分の1辺りでサンリオSFの11冊セットが!
内容は『アルクトゥールスへの旅』『ベスト・オブ・H・G・ウェルズ』『神々のような人びと』『バロック協奏曲』
『時は乱れて』『キングとジョーカー』『浴槽で発見された手紙』『爆発した切符』『妖精物語からSFへ』『ビアドのローマの女たち』『1985年』
滅多に見られない凄いラインナップだ。しかもまるで脈絡がない(笑)。
値段は20000円。1冊2000円弱。や、安い。しかし、半分持ってる。店員に聞いてみるけど、セットじゃないと売らないと言う。
『キングとジョーカー』『浴槽で発見された手紙』『爆発した切符』この3冊が入ってるだけでも、凄いんだけど、20000円はなぁ。
とあきらめて、古本市散策を再開するものの、ずーっと他のものが目に入らない。
レアもの3冊だけでも15000円は下らないし、自分が持ってないものだけを考えても、東京で買ったら最低でも17000円くらいなるし、
ダブったのは売ればいいか、買わなかったら後の日程もずっと悩みっぱなしの気がするし、でも、『爆発した切符』は河出から出るかも、
とか灰色の脳細胞が高速で思案した結果、買いました。2000円まけてもらって。あーっ、ほっとした(笑)


次は以前から行きたかったアスタルテ書房に。
噂には聞いていたけど、連れてきてもらわなくちゃ、どこにあるのか全くわからない。
マンションの一室で、ご自由にお入りくださいって書いてあるけどさぁ(笑)。
中は更に噂に違わぬ凄さ。靴脱いで入る古本屋なんて初めて。
知らない人のために紹介すると、簡単に言うと幻想系がメイン。澁澤とか夢野久作とか、金子國義の絵とか、そんなステキな品揃えの店。
そこで『ノヴァ急報』を見つけてしまう。うーむ……。ペヨトル版持ってるんだけど、『爆発した切符』買ったばっかしで、
これも古本の神さまのお導きだろうか。値段は2800円。まーまー。購入(笑)


更にその周りの、サブカルスポットを案内してもらっている内に、夕食の時間に。
鱧を食べてみたかったので、鴨川の川床で食す。涼しくて気持ちいい。肝心の鱧は美味しかったけど、ちょっと少ない。
まぁ、ばくばく食べるものじゃないんだろうけど。お吸い物と落としが美味しかったな。


帰りに三条のブックオフを覗く。
そこから京都駅まで歩いて帰ろうと思ったのが無謀だった。途中でタクシーに乗る。地図だと近そうに見えたんだけどなぁ。
雨の予報だったけど、降らなくて助かった。古本市も床も雨じゃねぇ。