レッドドラゴン

レッドドラゴン』を見に行った。
SFマガジン』の映画評で、小説の映画化だと思うと腹が立つけど、エピソード1だと思うと面白い、みたいなことが書いてあった。
あいにく、原作読んでないし、他のシリーズもさほど好きじゃない俺の感想は……


シリーズの中では一番面白いと思う。途中だれないし。
エピソード1という例えは正しい(笑)レクターがあそこにいるシーンから始まって、ラストシーンも予想通り。
レクターが夢って言う台詞をよく口にするんだけど、これは『羊たちの沈黙』の羊の夢につながるのかしら?


三人の主人公、アンソニー・ホプキンスエドワート・ノートンレイフ・ファインズと巧者を揃えていて、
特にレッドドラゴン役のレイフ・ファインズは上手い。
レクターが天才的な狂人なら、レッドドラゴンは変態的な殺人鬼。
その変態性がよく表されていたと思う。恋人の横で、次の犠牲者のビデオを見るシーンは最高。
最後もマッチョな解決ではなく、プロファイラーらしい戦い方で満足。
レッドドラゴンの凄い日記帳は『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』の聖杯手帳並に萌え〜。
ハンニバル』の脳味噌みたいな笑いどころがないのがちとマイナスだけど、見に行って損はないと思う。