妖怪馬鹿

妖怪馬鹿―化け物を語り尽せり京の夜 (新潮OH!文庫)

妖怪馬鹿―化け物を語り尽せり京の夜 (新潮OH!文庫)

『妖怪馬鹿』京極夏彦・多田克己・村上健司(新潮社)読了。


『ジョン・ランプリエールの辞書』は重いので出掛けるときに邪魔になるから(買ったものが入らなくなっちゃうから)、
昨日は文庫のこれを選んだんだけど、やはり対談形式はあっという間に読み終わる。


内容は、まー、この面子から推して測るべし(笑)
妖怪論がちりばめられてんだけど、第六章が一番面白かった。
立風書房の『いちばんくわしい・日本妖怪図鑑』のびろーんについて語ってるし。
びろーんは幼心に強烈だったよな。
中岡俊哉の『世界妖怪図鑑』も持ってたなー。魔神フォービとか創作か……。
がしゃどくろも樹木子も創作とは……。


しかし、一番衝撃的だったのは、あの、イカした油すましの姿が、どうやら水木しげるの創作らしいと言うこと!
油すましの話は昔から伝わっているものだけど、あの蓑をまとった姿の出展は謎らしい。
バックベアードアメリカの妖怪じゃなかったのか……