星界の戦旗 家族の食卓

星界の戦旗〈3〉家族の食卓 (ハヤカワ文庫JA)

星界の戦旗〈3〉家族の食卓 (ハヤカワ文庫JA)

普段から、YA小説は嫌いと言ってるくせに。


なんで、読み始めたんだったけな。
確か、星雲賞獲った直後に古本で見つけて、買ったんだったかな。


この、『星界』シリーズ、読んでて退屈はしないんだけど、
戦争ものだと思って読むと肩透かしを食らう。
なんか、あまり戦争してる感じがしないんだよな。
しかも、船同士の戦いも何してるかよくわからん。
『銀英伝』が海図的な視点だとすると、『星界』は船単位。
しかし、キャラクターたちがそれを補って余る。


『銀英伝』もそうだけど、会話が面白い。それがけっこう大きいから、なおさら艦隊戦を感じないのかも。
特に今回は主人公二人が戦場にいないしな。
まー、俺は別に戦略なんかは別にどうでもよくて、
ジントとラフィールの会話のために買ってるようなもんだから、どうでもいいんだけど。
ここは、やはり、常人と不老者の恋愛ものとして読むのが一番。
とは言うものの、ジントはまだ青年だからそれは感じられないけど。
ヴィンジの『錫の兵隊』とかいいね。


さて、今作の感想。スポールが出ない! 以上。
……いやいや、あと、アヤナミ系(死語だな)のエクリュアがかなりおもしろキャラだと判明する。


ちなみに、『星界の戦旗』は三部作じゃないのだ。最終巻にしてはまとまらねーなーと思ってたら。